理性ではなく、感性に働きかける。
広告は、基本的にモノを売るために存在します。
教科書や新聞のように、情報をそのまま伝えるだけでは、
人の感情を動かすことはできません。つまりモノは買ってもらえません。
特に、0.5秒(広告を見てもらえる時間)が勝負のレスポンス広告の世界では、
よりエモーショナル(感情的)な表現が必要です。
「なるほどなー」ではなく「◯◯しなきゃ!」と思わせることが
レスポンスを取るためには重要。
今回は、人の感情を動かすための
レスポンス型コピーライティングのコツを紹介します。
書き言葉ではなく、話し言葉で。
なぜ、書き言葉ではなく、話し言葉の方が良いのでしょう。
まず、例として以下のAとBをご覧ください。
※お客様に送るDMを想定して見てみてください。
A
B
どうでしょう。
比較なので少し大げさにしましたが、
内容はほとんど同じでも、
読み手の受け取り方は、かなり違ってくるはずです。
話し言葉の方が、わかりやすく、親しみやすい文章になっていますよね。
広告コピーを書き慣れていないと、
ついつい堅い文章になってしまいがちですが、
礼儀の正しさが、人を動かすことには繋がりません。
もちろん、TPOに合わせた文章は大切ですが、
レスポンス広告においては、
「わかりやすさ」と「親しみやすさ」が
消費者との距離を縮めるためには重要なのです。
親戚のオバさんに語りかける感じで。
また、「キャッチコピー」ということを意識することで、
言葉を格好よくしすぎてしまうのも問題です。
そこで、意識したい距離感が「親戚のおばさん」です。
これもAとBの例を見てみましょう。
A
B
どうでしょう。
Aの方が、いかにもキャッチコピーっぽくて、
一見格好よく見えるかもしれませんが、
人を動かすキャッチコピーとは言えません。
キレイな言葉だけでは、「◯◯しなきゃ!」とは思いませんよね。
一方、Bの方は、決して格好いいコピーではありませんが、
わかりやすく、より具体的なので、
「私もやってみようかしら」と思ってもらえる確率は
Aよりは高いはずです。
あなたがもし、反響の出る広告物を制作したいなら、
親戚のおばちゃんに、いい商品を紹介する時のような気持ちで、
肩の力を抜いてキャッチコピーを書いてみましょう。
ただし、日本語は正しく使う。
広告は、日本語のテストではありませんが、
あまりにくだけすぎていたり、間違った日本語だと、
広告主の信頼を損なう危険性もあります。
日常会話でよく使う「ら抜き言葉」(食べられない→食べれない)や、
「い抜き言葉」(楽しんでいます→楽しんでます)は、
極力使わないように注意しましょう。
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