4月に入って、早くも1週間が経ちました。
新生活ということで、新入生や新社会人で大いに賑わっているこの時期ですが、
プロモーションの面でも1年で1番(?)盛り上がる日、『エイプリルフール(4月1日)』がありました。
■各社、趣向を凝らしたサイトを立ち上げるエイプリルフール
元々、エイプリルフールというと「嘘をついても良い日」という認識があると思いますが、
この日は各社一斉にいろんな特別サイトをこの日1日のために公開します。
例えば、おもしろ法人カヤックの面白ければ嘘の経歴を認める
「経歴詐称OKのエイプリル採用」などは2013年のエイプリル企画でしたが大きな話題を集めたと思います。
このように、数々の話題を作ってきている4月1日のこの企画ですが、
突拍子もない企画のように見えて、実はある型があったりもします。
例えば、
■2012年は「魔法少女まどかマギカ」、「ラブプラス」人気もあって、それもパロディ化したネタが多かった
■2013年は、「どうぶつの森」人気もあり、それのパロディか動物ネタが多かった。
大王イカフィーバーだったこともあり、auやはなまるうどんでは「イカ」を前面に出したネタもありました。
■2014年は、ウェアラブルを題材にした企画が多かった、
(この年は、自分的に他の年に比べ、不作の印象です。)
また消費税の増税にちなんだ「ぐるなびウエディング」の独身税などが個人的に印象に残りました。
このように、各社が好き勝手にやっているようなエイプリルフール企画ですが、実は
・その年の流行っている人やコンテンツをパロディ化するもの
・拡散をしてくれるネットユーザーを狙うためサブカル系のネタに寄ったもの
以上のような傾向があったりします。
2015年も、セカイノオワリの「ドラゲナイ」を使って、Yahoo検索が大きな話題になっていました。
ただ、この日の企画のもう一つの傾向として、
普段お堅いと思っていた大きな企業が意外とお茶目なことをしてくるというギャップが、
話題を生んでいる一つの要因だと思います。
憧れの有名企業が、自分たちが喜ぶようなアホなことをしてくれているといったようなイメージでしょうか。
さらに、今年はサントリーの「レモンジーナ」のように、この嘘をついても良い日を使って、効果的にマーケティングを行った例もありました。
レモンジーナ「品切れ」による販売中止はサントリーの戦略だったのか?
このように、自分たちの土俵ではないと決め付けるのではなく「絶対ふざけなそうな人がふざけているといったギャップ」や、
企業イメージだけでなく「媒体特性に合ったネタ選び」といった柔軟性が大事なんだという
企画の原点のようなことを改めて教えてくれるのがエイプリルフール企画です。(考えすぎでしょうか)
是非みなさんも1年後になってしまいますが、2016年のエイプリルフール企画に注目してみてください。
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