【集客ブログ26】センスが良いと思わせる構図や構成のバランス

【集客ブログ26】センスが良いと思わせる構図や構成のバランス

「センスが良いと思わせる構図や構成のバランス」

全く同じ素材を渡され「あなたの思う様に配置してください」と言われたとします。

完成したものを他の人と見比べるとどうでしょう?パッと見ただけでセンスの良し悪しが出ちゃってる!どうして!?

私ってセンスない!?…そんな事ありませんか?

今回は誰しもが真似出来る範囲で、ちょこっと意識しただけでセンスアップするデザインのテクニックをご紹介します。

 

 

「まるで鏡写しになってませんか?」

よくやってしまいがちなレイアウトが無意識の「シンメトリー(対称)」
もちろん意図的なものなら問題有りませんし、見易くする手法の一つでもあります。

けれど、ちょっとした飾り付けなどの配置でも「バランスが大事よね!」と置いて行くうちに、左右対称の不自然なものになっていたり…。

 

例として花の装飾をあしらった白いレースのタイトル枠を見て下さい。

2つは全く同じ素材を使用しています。どちらがセンス良く、気持ちいいバランスに見えるでしょうか?
8割以上の人が右と思ってくださるはずです。

特に花という自然物は本来同じものが一つとしてないもの。左の様に、全く同じ大きさ、向き、対称的なレイアウトを見ると、人は不自然と感じがち。

では、右ではどのような小技を使用しているのでしょうか。

「大小をつけている」「重なりが有る」「向きを回転してランダムにしている」「斜めに配置し数も非対称」

こうしたちょっとしたデザインの手間を掛ける事でワンランクアップした飾りに見えてきます。

また、四角い飾りばかり、正円の飾りばかりで一枚の絵を構成すると、内容や重要度に差が出にくく見た目にも飽きてしまうので気をつけましょう。

 

 

「空間のある一枚絵を作ろう」

リードの社内では主にチラシ制作がメインになっていますが、若手の子のデザインチェックをする際に「1枚絵になっていない」という言葉が使われます。

「1枚絵」とはおおまかな定義的で「背景とメイン(人物やもの)が一画面上に描かれていて、シーン完結している絵の事で、世界観の統一された構図のとれたもの」を差します。

ようは「一枚絵じゃない」とはバラバラで構図やデザインパーツがしっくり来ていない、という例えなワケです。

世界観というとハードルが上がってしまいますので、例えば何かの飾りの背景などに「風景的なもの」があったとしましょう。それらをセンスアップするコツをご紹介します。

絵になった時点で時間は止まり四角や丸い形で空間を切り取ることになります。
考え方は写真と一緒です。

気球がメインのイラストがあります。空には雲が浮かび、赤い風船が4つ空を飛んでいます。よくある構図ですね。

左の絵ではしっかりと綺麗な配置でアイテムが置かれています。

では右の絵はどう見えるでしょう?気球も、画面を構成する要素も変わりませんが、そこには奥行きと上下左右に広がる空間が見えてきませんか?人間の脳は優秀ですので、四角い枠から切れている部分も「想像してモノを見てくれる」のです。

さらに右の絵では1で挙げたように風船は非対称で大きさも変え、ランダムな配置になっているので自然に飛んでいる様に見えます。

四角い枠(窓)の向こうに広がる空間が生まれているのです。

 

 

「写真のトリミングもセンスアップしたい」

空間を切り取る、という話が出ました。

ではイラストではなく実際の写真であったならどうでしょうか?

既に意図した様に撮影されているものならばそのままで問題ありませんが、トリミング(切り抜き)で伝えたい物に焦点を絞る事ができます。

皆さんがよく撮るもの…人物の次に挙るのがずばり「食べ物」

ツイッターやfacebookに毎日アップしている人も多いのでは?

例えばメニュー表に切り抜いて載せるような場合は、しっかりと料理が見えるお皿全体像である必要がありますね。

けれどイメージとして載せる、美味しく見せたい!という場合は「見切れる」のが効果的と言われています。
意識されてないかもしれませんが、皆さんは色んなシーンでそういった画像を見ているはずです。

例としてハンバーガーの写真を載せてみました。
左側はしっかりお皿全体が見えていて、ポテトがどっさり見え美味しそうですね。
では右はどうでしょう?

お肉に焦点をあて、わざとお皿が切れる様にトリミングしています。

バンズからこぼれ落ちそうなお肉、お皿から溢れそうなポテトが多すぎて画面から見切れているように見えませんか?
不思議な事に、よりボリューミーにジューシーに見えますね

そして、色味にも注目です。実は左は青みがかっている写真。右は赤みがかっている写真を使用しています。

初回で説明した様に、青=毒の意識がある人間にとって青い色は食欲減退に、中華料理屋などで好んで使われる赤には食欲促進の働きがあるため、赤味を強めた写真の方がより美味しそう見えるのです。
もちろん、不自然でない程度でなくてはなりませんが…。

 

こうした小技を使えば、ちょっとした手作りの広告や年賀状、アルバムのレイアウト、日々のブログ写真等がセンスアップすること間違い無しです!

ぜひ使ってみて下さい。

 

 

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Emi

リード制作部デザイナー。 レスの早さ&裸眼が売り。

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