【集客ブログ013】「原稿の雰囲気作り」に欠かせないこと

【集客ブログ013】「原稿の雰囲気作り」に欠かせないこと

あなたは「その原稿」をどんな風に見せたいと思って作っていますか?

「格好良くクールに」「可愛く女子ウケ」「大安売り」「超高級な感じ」「ナチュラルなお洒落な感じ」等々、原稿の打合せの際に色んなワードが出て来ていたと思います。

デザイナーには大抵の場合、得手不得手な雰囲気というものがありますので、自分の苦手な傾向だった場合一生懸命参考資料を探して勉強したりするわけです笑。

原稿依頼の際にクライアント様からの要望で多いのが「メニューのお値段に合った雰囲気」(安い&高級など)、「お店の内装に合わせたデザイン」(オープンチラシなどの場合)、「●●ブランドみたいな感じ」(こんなのが作りたいとはっきりとした例がある)、そしてどうとでも取れる「集客できる感じでお任せ」

原稿打合せの段階で、作る側・クライアント側両方の方針が合致していれば問題なく進められますが、 先ほどの「お任せ」が制作側の最大の難関であり、個人で広告を作る方も失敗しがちな部分 だったりします。

 

 

1.あなたの思う「雰囲気」、一般とずれていませんか?

 

「お任せ」という言葉には「クライアント様の好みに合いつつ、集客効果のある裏付けが取れた雰囲気で上手くまとめあげる」という意味があります。長いおつきあいの代理店やデザイン会社でしたら、傾向から言葉が無くても好みのものをお出しできるでしょうが、初めての場合はどうしてもデザインの直しなどが多くなりがちです(全直しなど窒息してしまうそう~)。

先にも挙げた様にクライアント様のHPや過去の広告などを参考に好みを見て、 今回の商品に見合った雰囲気を持たせる必要 があります。

また、「お任せ」と言われるとデザイナーとしては 自分の得意&好きなデザインに持って行きがち ですが、内容と見合っていないと完全にムダ作業です!早まらずに作戦を練って!

「大丈夫ちゃんと商品に見合った雰囲気にしたよ!」

…ソレ、あなたの偏った思考で雰囲気作りしていませんか?

クールなつもりが怖く怪しい感じになっていたり、ポップなお洒落が子供向けみたいになっていたり。おじいちゃん先生の整体院なのに可愛い女の子のやってる癒し系マッサージ屋っぽかったり、おばさま向けの商品なのにJKノリだったり…。

好みの押し売りや、世間一般との感覚のズレは 致命傷 になります。必ず第三者の言葉をもらい、 デザインの修正を渋らない事 です。あなたは「俺の作品を分かってくれる人に買ってもらえればいい」芸術家ではなく、「みんなに理解され喜んでもらえる商品を作る」デザイナーなのです。

 

 

2.雰囲気は「色」「空気」「文字・飾り」「写真・イラスト」で作る


原稿の雰囲気は、様々な要素で形成されます。

主に「色」(性別、年齢、価格感など)、「空気」(レイアウト的な真面目さ面白さ)、「文字・飾り」(年齢、価格感など)、「写真」(お店の雰囲気、人柄など)。

「色」は第1弾でも書いたように、第一印象であり重要です(読んでない方は見てね)。

「空気」と書いたコレは目で見た際の 誌面の面白さ 、のことです。少ない文章が整然と美しく並べられたもの、ぎっしりと小さな文字が一面に敷かれたもの、キャッチが激しく踊っているもの、色んな方向に曲がったレイアウトでガチャガチャしているもの…構図でも四角い枠の中に構成された世界(デザイン)の空気が変わってきます。

「文字・飾り」 はフォントのセレクト(明朝は重厚に、ゴシックはポップに)、細部のアイコンや文字の乗ったリボンや枠の飾り等の選択センスも雰囲気作りに重要です。

これらの組み合わせがちぐはぐになっているとダサく見えてしまいます。
よくある失敗パターンですね。

あとは 「写真やイラスト」 。写真は予算や条件的に撮影できるorできない場合がありますが、素人がスマホで撮った画像とプロのカメラマンにちゃんとした機材で撮ってもらった画像では雲泥の差です。素人撮影はどうしても安っぽくなってしまいがち。モデルさんの表情やポーズも大事ですよ。後はデザイナーならきちんと 色の補正と顔をキレイに してあげてください。
同じ様にイラストも全体の雰囲気に合ったものを選ばないと一気に質を下げてしまいますので、気をつけましょう。タッチの違う絵を多用するのもオススメしません。

注意事項ばかりで分かりにくかったかもしれませんね。

ただあまりに広範囲で、一概して決めつけられる部分ではない為、 ネットでキーワード検索したり、日頃から雰囲気ごとにいい作品をストックして参考資料作りをする必要があります。 前回前々回で書いて来た様に、集客に結びつくデザインとは、ただ美しいビジュアルで凝ったもの、というわけではありません。
全体が商品とマッチングして、心の中に欲求のある顧客に対し、訴えかけ&欲求を刺激するデザイン なのです。

 

 

【おまけ】「美しいもの」は美しく!しよう

うちの社長の写真の加工前加工後をお見せしましょう。
ごく軽めの手術ですが、ぐっと男前度が上がってますよね?

美しさを売る広告ならば必ず補正は必要になってきます(この場合はちょっと違いますが…)。キレイになれる!って書いてあるのに載ってる写真はどう見ても不細工…では信用性が低くなってしまいます。デザインを学んだ人でないとなかなか凝った事はやれないと思いますが、写真の色補正をするだけでも大きく変わってきますので手抜きは禁物です。
逆に過剰にいじっておかしな事にならないように、程度をわきまえた補正をしましょう。

若干無理はありますが、色んな素材を合体させればこんなことも出来ますので↓チラシに限らずご相談ください。
この無茶振りに残業しました…。

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Emi

リード制作部デザイナー。 レスの早さ&裸眼が売り。

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